銀座・えるしい・ の日記
-
仙台へ…
2015.03.08
-
平成23年3月11日 14時46分
三陸沖でマグニチュード9.0の巨大地震が発生。
大きな揺れ、その後 大津波が押し寄せ 多くの人および家等の財産が押し流されてしまった。
あの日から、まもなく4年。
当店・えるしい・の先代の社長 嶋田さんのご実家とお墓がある亘理郡山元町も、この津波により甚大な被害を受けたそうです。
嶋田さんが他界し、私が・えるしい・を継いでから、再来月で10年目を迎えます。
その報告もあり、本日 チーママ環と山元町まで行ってきました。
まずは お墓参り。
墓石も津波で流されてしまったものの、何とか見つける事が出来、元の場所に戻ってましが 墓石についてしまった痛々しい傷と、お墓の周辺の〈何も無さ〉が当時を物語っており、恐ろしさで 身の毛がよだちました。
その後、家を失った今も山元町で暮らしている嶋田さんの御母様を訪ねて 被災住宅に。
奇跡的に 御母様に会えました。
88歳になられた御母様、とても お元気そうで、ホッ。
4年振りに再会した御母様は、私の両手を握って ポロポロと涙を流しながら
「息子の代わりに 店を続けてくれて有り難う。
商売は お客様を大切にし、お客様に感謝をしなければ。
さっさと逝ってしまった息子に代わって言わせて貰うよ。
とにかく、身体に気を付けて 頑張って…」
私も、涙が止まらなかった。
嶋田さん、私 これからも ずっとずっと・えるしい・の看板しょって生きていくから。
ここのところ、ちょっぴり弱気になってたけど…私もう大丈夫!また明日から頑張れます。
山元町を出て、仙台市内へ・・・。
チーママがネットで見つけた牛タン屋《一仙》に。
ここの牛タン、今まで食べた中で、一番美味しかったかも。
笑顔を取り戻し、そして銘菓[萩の月]をお土産に買って、東京に戻ってきました。